こんにちは。ヘルパーのカジくんです。
7月6日に行われた長岡京市社会福祉協議会主催の点訳講座の特別公開講座のレポートをしたいと思います。
長岡京市で現在行われている点訳ボランティア養成講座の特別公開講座の講師として、かこにゃんが大勢の参加者の前でお話をしました。
テーマは「見えるいつもと見えないいつもをくらべてみよう」ということで、かこにゃんの講演のあと、「点訳ボランティア」や「白杖体験」などのいくつかのブースをまわることで実際に視覚障害者の人と話す機会も設けられています。
かこにゃんの講演は「見えにくい人がどんな生活をしているのかな。それを想像してから、それぞれのブースを回っていただければいろんな思いを共有できると思います」という語りかけから始まりました。
また、かこにゃんは「見えない人も皆さんと同じように毎日を送っていますが、見えない人は視覚以外の感覚をフルに活用して生活しています。なかでも、『聴く』と『触る』をたくさん活用していますね」と続け、生活の中でのいろいろな失敗や工夫を紹介してくれました。
「シャンプーとリンス、ケチャップとマヨネーズ、それぞれの判別などにいろんな工夫をしながら生活をしていますが、そういうことを考え出すと楽しくなってくるんです」という言葉にはさすがポジティブだなぁとカジ君は感心していました。
かこにゃんは、まとめとして、「点字ブロックも全ての道に敷かれているわけではないですが、点字ブロックがあるところとないところの切れ目を自分が通る道の目印にしています」ということを例に挙げ、「あれば便利なものはたくさんあるけれど、ないからと言って嘆かず、今あるものを工夫して活用することで生活を豊かにできるんですよね」と話しました。
最後に、「大切なのはみなさんとかかわるということだと思っています。みなさんも見えない人に出会われた時には遠目で見るのではなく、『何かお手伝いしましょうか。お困りになっていることはありませんか』と声をかけてください。私たちは『◯◯までいっしょに歩いてほしい』などとお願いしますし、私たちもまたみなさんの助けになることがあれば何でもしたいと思っていますので、お互い関わって助け合いながら生活できるそんな地域になればいいなと思っています」と参加者の方々に投げかけました。
ちょっとクスっと笑うトークを入れながら、参加者を惹きつけていく絶妙の講演でした。かこにゃん、お疲れ様でした。
参加者から「初めて行くスーパーなどでは商品の配置など、どうやってわかるのですか?」「声をかけてもご自身でできると思われているのではないかと思ってしまうのですが、、、」など、参加者から具体的な質問もあり、お互いにより深くわかり合える有意義な時間になりました。
