こんにちは、つむぎスタッフ一同です。先日、ご利用者様より嬉しいご連絡を頂きました。9月25日月曜日の読売新聞の朝刊に、ご自身が書かれた文章が掲載されたとのことです。スタッフも文章を読み、利用者様と一緒に出掛けた気分になりました。
皆様にもご紹介いたします。以下、掲載された内容です。
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タイトル 名城の熱気 足の裏で感じた
弱視の私は、まぶしさや暗さが苦手で、外出時の歩行が難しい。しかし、視覚障害者の中には、段差や障害物に気付きやすいよう普段からすり足で歩いている方もいる。
最近、私も足の感覚をより意識して歩くようにしている。
先日、姫路城に行った際、友人に誘導してもらいながら城の中をすり足で歩いた。足裏の滑らかな感触は漆塗りだろうか。階段は木材のくぼみを足先で感じながら、一段ずつ踏みしめた。最上階まで上りきり、汗を拭った。自分自身の熱もあるだろうが、城を訪れた多くの人の熱気が足裏から伝わってくるようだった。
この城が世界遺産に登録されて30周年という。城が守られていること、友人と自分の感覚を頼りに城を楽しめたことに心から感謝した。
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